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・この関東煮に関しては後日もう少し調べてまとめ直したいと思います。
06/11/16
■おでん vs 関東煮(かんとだき) |
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姫路でおでん談義をしいると必ず「おでんとちゃう(違う)、姫路では関東煮(かんとだき)というんや(言うのです)」というご意見を頂くことがあります。
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魚河岸三代目・13巻 築地のおでん(鍋島雅治作、はしもとみつお画、小学館)という漫画に以下のような記述がありました。
- おでんは、コンニャクや豆腐を串に刺して焼いたものに味噌をつけて食べる「田楽」から発祥したらしい。
- やがて、味噌で煮込むようになり、江戸末期の醤油の発明により、醤油味の濃いだし汁で煮られるようになった。
※当時は屋台で売られたり、茶店で出だされるファーストフードだった。
- これが関西に伝わって「関東煮・かんとだき」や「関東炊き・かんとうだき」と呼ばれるようになった。
- その後、江戸ではおでんは、すたれてしまったが、関西では、昆布でだしをとった薄味のものにしたり、独自のネタを入れたりと、様々な工夫をして人々に親しまれていた。
- 1923年(大正12年)の関東大震災の際に、関西のボランティアが、関西風のおでんを振る舞い、その後、東京もおでんが復活したが、濃い醤油味ではなく、昆布だしに薄味の関西風が主流となった。
- 逆に関西のおでんの老舗の中には、伝わった頃の濃い醤油味だったりする場合がある。
なるほど、これを読むと、関西のおでんに「濃い醤油味」のものと「昆布だしの薄味」の2種類が存在する理由が良く分かるような気がします。ところが、ネットで検索していくと
- 「関東煮」ではなく「広東炊き」だという説。
- その昔、関東煮という呼び名は、タコを丸ごと煮る料理を指したという。(1700年代の文献に「蛸のかんとふ煮」という物が登場)おでんよりも先に「かんとふ煮」という料理が存在していたという事実。
- 「おでん」と「かんとだき」は別物。「かんとだき」は今と同じだが「おでん」はこんにゃくと団子をそれぞれくしに刺したものを鍋で暖めて甘い味噌をつけていた。
- 大阪は「おでん」は甘味噌、「関東煮」は洋からしをつけていた。
などなど、面白い記述を見つけることが出来ました。なかなか「おでん」の世界も奥が深そうですネ。これからじっくりと調べていきたいと思っています。
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