■金山園(台湾料理/神戸中央区)
神戸市中央区の生田東筋を東へ入ったところ。
あの震災で潰れたナントカ?ホテルの前を東入る。(今度ちゃんと調べときます)
◆prologue:ワタシと台湾料理の幸福な出会い
- 台湾料理といえば、学生時代によく行っていた神戸元町高架下の[丸玉食堂]も台湾料理屋であった。ただし、あの頃は台湾料理っちゅ〜ジャンルがあることすら知らず、単に 「安うて腸詰もおいとる中華屋」やな〜と思うとった。大体アタシらが学生の時なんぞ、北京も上海も四川も知らず、見分けていたのはせいぜい「京都王将」と「大阪王将」の違いくらいなのである。それでも「丸玉」にたどりついておったんやから、無知は無恥なりに鼻が利いたとゆ〜ことか。
- そして就職上京。ここで初めて台湾料理に目覚めるのである。目覚めたその店の名は[麗郷]。国内の台湾料理店としては、もっとも名が売れていると言うても過言ではあるまい。ただし、これまた渋谷で腹が減ってきてマグレに飛び込んだ店であった・・・らっき〜.....
^ _^;))) やたら流行っとる店やなぁ〜と毎度あきれつつ、いつしか五目ビーフンと腸詰にハマッていった。[麗郷]が一杯で入れないときは、渋谷センター街交番の脇にある[龍の髭]が二番手として控えていた。
- そ〜こ〜するうち、関西に帰ってきたワタシはかつての「安中華うぃず腸詰」であった[丸玉食堂]に再度通っておったのである。その頃、神戸で東門筋あたりをうろつく度に、実はこの[金山園]のノレンは目にしていた。一度入ってみよかな〜と思いつつ、そのあまりにアヤシイ雰囲気に呑まれ、ひょっとしてシャブ売でもやっとりかねん・・とビビッてよ〜入らんかったのはご愛敬。ある日、しこたま呑んで小腹が空いたとき、2:00AMくらいにココが開いておったモンで、ついに勢いで入ってしまった。 おお、中は結構奥に広いやないけ〜。それにやたら店内の雰囲気が明るいぞ〜。しかもほとんど会話が広東語。これがワタシと[金山園]のナイストゥーミーチューなのであった。
では、今回のお食事について、
- 腸詰/ 脂が多いタイプ。口当たりも柔らかい部類に属する。この日は付き合わせのネギが萎びていたのでちょとつらい。シャキシャキしたネギやったら、食感はちょうどエエのではないか?
- 焼きビーフン/ 抜群に旨い。塩がよ〜効いとんのがエエな。脂がベタベタせず細身のビーフンとキャベツがよ〜からんどる。野菜はキャベツの細切りしか入ってな いけど、塩が効いとるさかいに甘みが出ちょる。肉の方も、小さなヘロヘロの端切れが入っているだけなんやが旨い。通常のバラ肉を細切れしたのでもなさそ〜や。中のおっちゃんに聞く。
「おっちゃん、この肉なに〜?小腸でも刻んでんの?」
「ああ、それな、バラ肉取るときにアバラ骨にこびり付いとるのんをこそげ落としたやっちゃ。」
はぁはぁ、あのスペアリブ食べるときに歯ぁで齧り取るトコね。見栄えは悪いが一番美味しいトコロ。通常はお店の「賄い」でスタッフのメシネタになるはずなんやな。うぅ〜ん。やっぱし、焼きビーフンは旨いなぁ。実感。御替わりしてしまった。
- 焼き餃子/ ここの焼き餃子は、まるで肉ニラ団子。肉の味がしっかり出ている餃子っちゅ〜のんは食いでがある。タレは2種類あってお好みでブレンドする。ひとつは醤油ベースのややピリ辛味。もひとつは味噌ベースの重い味。この2つを合わせて少量ラー油を加えてできあがり。具・タレ、ともにしっかりした味なので、結構こいつでお腹が膨れる。
- 田鶏=蛙/ プリプリとした身で、ゼラチン質もよく乗っている。美味しい鶏の唐揚げと美味しい豚足を足して2で割ったよ〜な感じ。見た目はまるっきり鶏の唐揚げなので、ルックスに弱い女性でも全然ダイジョブ。
- 鶏スープ/ 鶏の手羽が野菜スープに入って出てきた。ひとつ頼めばラーメン鉢一杯分あるので2人前は充分ある。よく煮込んでいて美味しい。
上記メニューで、蛙が一皿\1,200-。残りは\400-〜\780-くらい。2人で行って、餃子と焼きビーフンが2皿。あとは1皿ずつにビール2本を加えてざっと\6,000-強とゆ〜ところか。
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